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【決定版】2週間でできる高度情報処理の午前Ⅰ対策(応用情報処理でも使える)



試験に合格するための高度午前Ⅰ対策

最終更新日.2023/2/13

この記事の対象者

午前Ⅰだけでも合格したい
午前Ⅰ免除が切れたので、午前Ⅰを楽して合格したい
最短距離で試験の合格に向かいたい
無駄な勉強をしたくない

応用情報試験の午前を合格したい
(応用情報試験の午前問題対策にもそのまま使えます)




わたしのオススメは、
「午前Ⅰ対策はちゃんと勉強しない」
です。


午後対策に時間をかけてください!
それが合格への近道です!
カメ組は置いていきましょう。






午前Ⅰをちゃんとやらない理由

● そもそも受験する目的はなんですか?
● 試験に合格することですね?
● 午前・午後の全てを6割取ることだけが目的ですね?

 以前職場にこういう方がいました。
「まずは午前Ⅰ合格を目指します」と言い続けて、午前Ⅰの用語を1つ1つ丁寧にやって、いつになったら午後に手つけるの?っていう人。午前Ⅰ~午後Ⅱまで4つもあるので、午前Ⅰを目標にしててもゴールまで辿り着けません。

 時代が変わればどんどん新しい用語が増えていきます。そんなに覚える必要ある?と思うほど範囲が広い午前Ⅰを時間かけて勉強したところで、午前Ⅱや午後の点数にはほとんど影響しません。※午前Ⅱ対策は、午後Ⅰ・Ⅱに直結するのでたくさんやるべきですが。

以下の2つでは、どちらが正義でしょうか?
● 数百という用語を時間かけて勉強して数年かかって午前Ⅰをクリアしたが、試験自体は不合格のままのため評価はされない人 ×
● 午前Ⅰは過去問丸暗記しかせずクリアして、合格に必要なことだけをやり続けて数年後には試験自体をクリアして評価される人 〇



当サイトを参考にしてみようと思って頂いた方へ

(本題からそれます)

この記事がわたしの記事の中で一番読んで頂いているようなので、試験に対するわたしの考え方を書きます。興味のない方は読み飛ばしてください。


 私はこの記事で「高度午前Ⅰはこれらの過去問を暗記だけして6割取ろう!」という旨の記事を書いておりますが、「平成何年に受ける場合は何年~何年の過去問だけ暗記すれば絶対合格する」という保証はできません。あくまでも、私なりに過去問を研究して、私が考えて実際に実践している対策をお伝えしているだけです。わたしは試験作成者ではありませんから、いきなり試験の傾向がガラっと変わる可能性がゼロではありません。

だからこそ、有料にするつもりはありません。ただ、無料で誰でも読める分わたしが考えた斬新な方法を思い切って書いていこうと思っています。そこが、販売されている参考書にはない、私のホームページのセールスポイントと考えております。 ※参考書だと、著者の方が心の中で思っていたとしても「過去問暗記だけでいいよ」なんて書けないですよね。遠回しにさらっと書いてある本はありますけど(笑 記事に書いてる午前午後対策ノウハウの「使える」「使えない」は、皆さま自身が考えて判断して頂ければと思っております。記事を読んで「あーそういう考え方もあるのね」程度に思って頂き、記事はあくまでも考えるきっかけにして頂くだけでも充分書いた価値があると考えています。

ただ・・・当記事でコメントを頂いた方は、基本情報・応用情報を合格していないのに、この記事に書いてある通りのことだけをやったところ、一度目の受験で午前Ⅰで56点を取れたそうです。もちろんご本人の頑張りの成果ですが、私としてもノウハウとしてお伝えした甲斐があったのかなと思えました。





本題に戻ります・・・





高度午前Ⅰをどう対策すべきか?
応用情報午前をどう対策すべきか?





午前Ⅰ対策は「応用情報の過去問(3年分)の答えを暗記するです。

 ただし、再出のみを狙ったのでは60%取るのはちと厳しいです。あなたが「情報処理安全確保支援士」の合格を目指している方は、午前Ⅰのセキュリティ分野3~4問を全問正解してください。 再出問題12~15問あって、(午前Ⅱ対策でも勉強しているはずの)セキュリティ分野4問を取れたら、新出問題から2問だけ取れれば18問クリアになる、という理屈です。


「答えだけを暗記」とは、問題や用語を理解しなくていいので過去問の問題を見たら「アイウエ」を即答できるようにすることです。とはいえ「そんなのやる気にならない」「応用情報6回分も覚えないといけないのか」と思わずに「午前過去問とお友達になるつもりで、限られた時間で1問でも多くお友達になろう」くらいの気持ちで向き合うことをオススメします。何回か見て覚えられない問題は覚えなくてもいいです。



以下の順に説明します。
暗記するだけで良い理由
暗記する範囲
暗記の方法
本番イメージ




暗記するだけで良い理由

理由その1

 例えば、最近セキュリティ事故でDNS絡みでやられている事象が多いから「DNSキャッシュポイズニング」の用語を問題に出そう!となったとき、この用語を問う問題は過去に作られています。



IPA殿としてはわざわざ問題の内容を変えなくても、「同じ問題出せばわかる人にはわかるしわからない人にはわからないだろう」という考えで問題を作っているため、既出の用語は過去問をそのまま再利用されることになります。言い換えると、過去に一度作った問題があるなら、それを再利用するだけで足切り試験には十分使えるという考えなのです。

理由その2

 午前対策は最小限で済ませて、ドンドン午後対策を進めて最短距離で合格を目指そうよ!という方針です。午後対策はある程度の時間はかかります。高度試験なので、中々一発合格は難しいですよね?多くの方は少なくても3~4回受けますよね?

「午前Ⅰだけは受かりたい」と考える方が多いと思いますが私はこう考えます。逆の発想で、「午前Ⅰは受かればラッキー」「その分午前Ⅱと午後対策はどんな問題が出てもクリアできるように本気でやる」という方針をオススメします。その方が3~4回目に試験自体に無事合格している可能性は高いと考えております。

なぜ応用情報の過去問3年分を暗記なのか?

 高度午前Ⅰはその回の応用情報の午前問題80問から30問を抜き出して作られています。過去問を見てみてください、令和4年秋 高度試験午前Ⅰは、令和4年秋 応用情報の午前問題から30問同じ問題が出てます。そのため、高度午前Ⅰの過去問を暗記するより応用情報の過去問を暗記した方が、再出の問題を多くカバーできると考えます。




暗記する範囲

3年分とはどれを指すのか?

受験が令和5年春なら、以下が3年分(6回分、6×80=480問)です。

  • 令和3年春
  • 令和2年10月
  • 令和元年秋
  • 平成31年春
  • 平成30年秋
  • 平成30年春

※直近1年半分(令和4年秋、令和4年春、令和3年秋)からの再利用はほぼないです。




本や他サイトに載っていない暗記方法を伝授します

前置き

 どう暗記するかが、とても大事です。効率良い暗記方法をすれば2~3週間あればおおむね暗記できます。2~3週間で暗記できますが、試験本番前に一度しか暗記しないのはオススメしません!東大生の暗記方法などの本で暗記のコツを調べると「1度じっくり暗記」より「荒めに数回暗記」の方が脳に定着する仕組みになっていると書かれています。あと「夜寝る前」「朝起きた後」にやると脳への定着率アップとも言われています。気になる方は調べてると楽しいかもしれません。

 「おれはgoogle検索して上の方に出てくるサイト使ってスマホでポチポチしながらやるよ。」と思われている方はちょっと待ってください・・・それだと本物の問題と形式が変わってしまっていて暗記できません!効率悪いです!あとで具体的に説明します。

 まず、過去問を暗記して何を目指すかというと「過去問を見たら3秒で答えを言える」ことを目指したいんです。過去問の再出は、「問題文」「選択肢の内容」「アイウエの答え」を何も変えずに出題されます。中途半端に「えーっと、このどっちかだった気がするんだよな~」では意味がないです。私は暗記したものは、問題を見ると反射的に「アだ!」と言えます。



 2つの暗記方法を提案しますので、皆さまの環境に合わせて選択してください。「応用情報試験の午前問題6回分の解答を暗記して再出問題を正解しよう」という方針は同じです。

暗記手順 メリット デメリット 具体的な手順
印刷して紙で暗記する手順 効率と記憶の定着は良い 印刷物を持ってないと暗記できない このまま読み進めてください
スマホ一台で暗記する手順 隙間時間に暗記できる 暗記に時間がかかる 【高度情報処理】【午前Ⅰ対策】午前Ⅰ対策は結局何をすれば良いのか分析結果 - 情報処理技術者試験ノウハウサイト
パソコンで暗記する手順 ペーパーレス ファイル管理が必要 どう書くか検討中です




印刷して紙で暗記する手順

2つの暗記ポイントを説明します。

暗記の方法 ポイント1


準備段階
・IPAサイトの過去問PDFファイルを「2in1、片面印刷」する

 ※両面印刷はめくる時かさばるので効率下がります





・問題を見て答えが視界に入らない程度に、全問題の答えを右下に小さく書く

<過去問に解答と✕マークを書いたイメージ>


暗記開始後
・キーワードを見つけながら暗記する※後述
・右下答えを手で隠しながら確認する
・暗記できたら✕マークを付けて次からはやらない
・全問題に✕マークが付くまで繰り返す(反復練習)

※覚えられない問題があってもあまり時間をかけない方が良いです。
※イチロー選手のように、フォームの確認+素振りの反復練習を何セットも繰返した方が絶対効果がでます。

試験一週間前
・全問題をもう一度やる
・全問題に✕マークが付くまで繰り返す

暗記の方法 ポイント2

 問題文から答えに紐付けられるポイントを探して、ポイントから答えを導きます。これで計算問題も覚えられます。具体例を見せますね。※暗記方法の本によく出てくる、何かに紐づけて暗記する方法です。

__________

午前問題暗記

 問題文に「g(4)」と書かれているから・・・4の「イだ!」
 

__________
午前問題暗記

 何か一つだけ分数がゴチャゴチャ書いてあるやつが答えだったな・・・「アだ!」
 

__________
午前問題暗記
 
 答えは(エ)なのですが、SOAのSをサービスということにして、緑丸の「サービス」が使えそうだけど、2つあるどうしよう・・・。 他に探すと、「(S)システム、(O)は置いといて・・・(A)アーキテクチャ」だから、「システムアーキテクチャ」が選択肢にあった! というように、一つの選択肢だけに結びつけるのがコツです。
 

__________
午前問題暗記

 問題文から答えに紐付けできそうなキーワードがない・・・右下の方にかたまってるEが答え・・・(エ)だ!なんていうやり方も使います。 何百問覚えないといけないので、こういう強引なものも必要になってきます。キーワードを見つけるのでなく、映像で覚えるパターンでした。
 

__________
午前問題暗記
 
 問題文から答えに紐付けできそうなキーワードがない・・・他の問題に出てこなさそうな単語を見つけて、それだけを何回も唱えて目に焼き付ける。
 (スコープスコープスコープ・・・)!
 (合意文書合意文書合意文書・・・)!
 こちらも強引な方法ですが「他の選択肢は逆に見ないようにして、一つの単語だけを記憶する、目に焼き付ける」パターンでした。これをやると問題文すら見ずに、選択肢にこの単語があるとこれが答え!とわかってしまう方法です。
 

 



こうやって見たら、この5、6問はもう覚えましたよね?(^^) それです!



 先ほど言った「google検索して上の方に出てくるサイト」だと、本物の問題と形式が変わってしまっているので「映像で覚える」などが使えないのです。それでも暗記できるというなら止めませんが、私は過去問を暗記するときは、IPAサイトの本物の過去問しか見ません。


 大事なことなのでもう一度いいますが、解答のアイウエを暗記すればいいだけなので「どういう問題かを考える」「解答でない選択肢もよく見る」などはやらないでください、時間の無駄ですし余計なことが頭に入ることで暗記効率が下がります。 問題を見たら反射的に「アイウエ」を言えることだけを目指してください。




午前Ⅰ試験の本番イメージ

カテゴリ 想定正解数
再出問題 11問
「情報処理安全確保支援士」受験
ならセキュリティ分野
 4問
新出問題  3問



以上で18/30(60%)は高確率で合格できます!

おめでとうございます !!



<午前Ⅰ対策のオススメ本>

1番売れてる午前対策本の2023年版です。
応用情報の過去問から午前Ⅰに出題されやすい問題を絞って出題予想しており、出題予想約50%を当ててるようです。

ポケスタ本には新出問題の選択肢を削るテクニックなどが書かれてます。
多くのセキュリティ用語が書かれていて、持ち運べるサイズなので、移動中とかに知識を詰め込む用としてオススメ!

上記以外の午前対策で使える本も紹介してます。
www.jouhoushori.com





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 平成30年度春期午前Ⅰの分析結果を公開
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