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3.問われていることを回答できていますか?(午後対策)

これは試験の基礎です。


書いた回答を見直すとき、質問の内容を答えられているか確認する必要があります。私が不正解だった問題を例にあげて説明します。


質問に答えないとは・・・(仕事編)

仕事でたまに耳にする、あの会話です。

リーダー「この仕事いつ終わるの?」

メンバー「えーっと、今この辺やってて、そこでちょっと問題を見つけたので・・・」

リーダー「いつ終わるのか聞いてるんだけど?」

メンバー「あっ・・・」

リーダーは、予定通り終わるのかYES/NOを聞いているのに、メンバーは「事情・状況」を答えています。若いうちはあるあるですよね~。

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「ワシはなんでも聴くぞ」 ・・・いやあなたは大人しくしてて(;´・ω・)



過去問を例に説明します

H26春 問2
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設問3(3)登録の効果とは?


この問題は、何を聞いているのでしょうか?



ベンダーが設定しているブロックリストを自社にも設定することで、どういう効果が得られるのか?を聞かれていますよね。
 ● 当時の私の回答: 「ベンダーと同じURLをブロックできる」
 ● IPAの公式解答: 「迷惑メールの拒否率向上」


私の答えだと「設定の内容・状態・結果」を答えてしまっていますが、この問題では、「その結果どうなるのか、どういう効果が得られるのか」を答えるべきだったのです。

設定内容をベンダーと同じようにした結果どうなったのか、を答えなければならなかったのです。答えるべき内容が全然違うので、問題文の内容を理解していても私の回答だと間違いなく不正解ですよね。


こういうことが起こらないように、
 ● 「何を問われているのか確認しながら、回答を作る」
 ● 「自分の回答を見直すとき、問われていることを書けているのか確認する」
をやってみてはいかがでしょうか。


今回の内容を当たり前に意識できれば、仕事の場でも効いてくると思います。


考えた回答が見当違いかどうか判断する方法

記事の中で「ベンダーと同じURLをブロックできる」(18字)と回答したと書きましたが、問題文では15字以内と指定されているので文字数オーバーの時点でもちろん不正解です。 なにが言いたいかというと、自分が書こうと思った回答が文字数オーバーしていたらその時点でその回答すべき内容が検討違いである可能性が高いということです。


文字数オーバーだけでなく指定文字数に比べて回答文字数が少なすぎて半分くらいになってしまった場合も、回答すべき内容と離れているか書くべき情報が足りていなくてバツになると思います。試験中でない今は、当たり前じゃん?と思えるかもしれませんが、試験中も頭の片すみに入ってる方が不正解を回避できる可能性が上がると思いますので、よく覚えておいてください。


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以上です。

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