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ポケスタ(速攻サプリ)の賛否両論

 私は個人的に開催したネットワーク勉強会でポケスタ筆者の「村山直樹」さんにお会いしたこともあります。とても優秀な方でした。
この記事は、何かを否定する目的でこの記事を書いているわけではありません。村山さんは、私なんかの何十倍もの時間を使って情報処理試験について研究してきたと思うので、さらっとこの本は意味がないなどと言うつもりもありません。では何を伝えたいのかというと、ネット上で呪文のように「ポケスタを暗記すれば午後は合格できる」旨の言葉を目にするので、その言葉をうのみにして無駄な時間を過ごしてしまわないために、参考にして頂ければと思っております。この本は通常の参考書と比べて特殊な本なので、活用法をちゃんと考えないと時間の無駄になりかねないと感じたため記事にしました。


<私が購入したポケスタシリーズ>
 ● 情報セキュリティスペシャリスト
 ● ネットワークスペシャリスト
 ● 高度情報処理午前対策本
 ● 高度論文試験午後Ⅰ・Ⅱ対応
大体買ってます。以下の内容は、あくまでも情報安全確保支援士試験の合格を目指すただのポケスタユーザのイチ意見です。気を悪くする方がいましたら最初に誤っておきます。



では、本題です。
「ポケスタだけやってれば受かるよ」
「ポケスタの速攻サプリだけ暗記すれば午後対策はバッチリだよ」
という言葉をネット上(某掲示板とか)で目にしたことありませんか?

「これらの言葉はどういう意味なのか」「本当にポケスタを暗記すれば合格できるのか」についての分析結果を書きます。

まず「ポケスタをやれば・・・」のやればっていうのは具体的に何をどうやればいいのかは誰もどこでも具体的には語っているところは見たことがありません。

※この記事では、本の前半の情報セキュリティに出てくる用語解説は触れません。
※著者も魔法のように合格に導いてくれる的なことを言っている後半の速攻サプリについて書きます。

本の中でも「速攻サプリは効きます」と明言されていますが、具体的な勉強方法~試験本番での活用方法は書かれていない気がします。具体的な話なしに「効く」と言い切っていることに対して、以下のような疑問があります。
 ● 何回も通しで読んで、何となく頭に入れば十分なのか
 ● 見なくても言えるくらい丸暗記する必要があるのか
 ● 20数パターン載っているけど、全て暗記しないとあまり意味がないのか
 ● 過去問を凝縮しただけの本じゃないのか


著者は本の中で、模範解答を「暗記しろ」と言っているんですよね。暗記するということは「結構な時間を費してでも暗記する効果がある」と言っているんですよね。
では、試験勉強で何をどうやった結果、試験本番でどう活きてくるのか?はとても気になるところです。時間を費やした結果あまり意味がありませんでした、では済まないです。

私の結論

 ポケスタの速攻サプリ20数パターンを丸暗記だけしても「合格はできない」「回答を作るチカラもあまり付かない」と考えています。わたしの目標は、どんな問題が出ても次の試験で必ず合格することなんであって、過去に出たことをなるべく覚えて、少しでも再出に備えるという方針は私は賛成できません。
※全く本を見なくても1字1句言えるレベルまで暗記した場合に限り、「暗記した過去の模範解答の文章構成に合わせて回答を作る」ことができるので意味があるかもしれません。

前置きとして・・・著者の方の名誉の為にも言っておきますが、ポケスタの中では、過去問演習をちゃんとやった上で読まないとあまり効果はありません、と書いています。じゃあどういう目的の本なのか、までを明確に書いてほしい気はしますが。



では、1字1句丸暗記した場合、どう活用できるかを、私が考えた結論を書きます。

作るべき回答の文章構成がわかる

 これを学びたければ丸暗記しても非効率なだけで、自分で過去問の模範解答を分解してこういう構成で回答を作ればいいんだな、というのを数パターンじっくりやって、試験本番でもその構成を意識して回答を作れる、という方が効率的だと思います。
変に暗記に頼っても、万が一忘れてしまった場合リスクがあるし、第一暗記する意味がありません。応用も効きません。
ちゃんとポケスタを覚えていたとしても、あの試験本番の緊張感の中で、えーっとポケスタのあそこに書いてあった内容を参考にしてと・・・なんてことやりますかね。

過去問の模範解答を2つ例に出します。
①攻撃者のサーバのURLを、プロキシサーバのブラックリストに登録する。
②G社のドメイン名になりすましたメールを外部メールサーバに送信すること。

この2つを簡単に分析してみましょう。「何を」「どうする」が基本的な文章構成ということがわかります。「何を」を細かく見ると、「どこの」「何を」というように「構成要素のどこの」を必ず付ける必要があることもわかります。
これは、午後問題の回答を作る上で最重要ポイントなのです。模範解答を頭ごなしに時間かけて丸暗記しなくても、これで充分じゃないですか?と思うのです。

問題・攻撃に対する対策・対処内容のパターンがわかる

 こういうセキュリティ問題に対してはこういう対策がある、というのを一回自分でまとめるととても勉強になると思います。例えばこんなサイトもあります。このサイトは個人で勉強したことを整理して公開してるサイトなので、オリジナリティがある受験者にとってとても有用な情報を載せていると思います。
www47.atwiki.jp




問題・攻撃に対する解決・対策は、ある程度決まってくるんだな、パターンで覚えてしまえば
試験問題を読んでも、あー次はこういう問題が起こるんでしょ、と展開が予想できるまでなることが出来ます。



ついでに、その他午後問題を解く上でとても大事なポイント

聞かれていることを回答に書く
極力問題文の中に書かれている言葉を使って回答を作る


ポケスタを読んでいたら解けた具体例

 これだけ否定的なことを並べましたが、ポケスタを読んでれば正解できたのに・・・と後悔したことがH27秋情報セキュリティスペシャリストの受験で経験しましたので紹介します。

H27秋午後Ⅰ問2設問(2)の問題の答えは「抑止効果」でした。 このワードは、ポケスタ速攻サプリに、4回も登場しているのです。 私はこのとき試験を受けてこの問題を間違えましたが、試験本番前にポケスタ速攻サプリを読んでいた人は「抑止効果」のワードを目にして、試験本番でも「あ、あのワードが当てはまるな」と思い出せて正解したでしょう。ポケスタを読んでいた人は、この1問のおかげで、ポケスタを読んだおかげで、合格した方もいたかもしれません。

こういう場合は、活用できたと言っていいと思います。



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 12. セキュアプログラムは勉強しなくてもよい
www.jouhoushori.com


以上です。

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