私は得点アップのために、以下を意識してます。
● どこに回答が書いてあるのか
● どうアプローチしたら回答にお近づきになれるか
そして、「問題で起きていることを把握する」「回答に絡む箇所を見つける」ためには、問題文を読む際のマーキングが上達する必要があります。※上達するには練習が必要です
これやってしまっていませんか?
● 何となくキーワードっぽいという理由でマーキングしている
● 過去問演習後に、自分のマーキングがどれだけ活用できたか確認していない
● 何回過去問演習をやっても、自分を疑わずに何となくマーキングし続けている
これで「本文を把握するチカラ」は上がるでしょうか?
マーキングが上達するとこうなります。
● 回答が潜んでいる箇所を見つけやすくなる
● 問題文の中で起きていることを把握しやすくなる
ではどうすれば良いのか・・・具体的な実践内容をお伝えします。
マーキングすべき箇所を紹介
「時間の推移」にマーク
例)
連休明けに(PCを起動した)
5分前に
30分おきに
数100kバイトのデータを
PCが1台
09:20に~した(時間)
時間の推移は多くは出てこないですが、本文に書かれている場合は回答に絡む可能性が高いです。 ただし、回答に全く絡んで来なかったな・・・ということもありますので、最初読むときは「数字書いてあるな、マークはしておこう」くらいでも良いかもしれません。
「接続詞」などにマーク
● だが(逆接)
● ただし(逆接)
● しかし(逆接)
● また(追加)
● なお(追加)
● も(追加)
● ~では(限定)
● だけは(限定)
● ところで
これらは既に意識している方も多いと思いますが、必ず!マークしてください。
「になってしまった」にマーク
わざわざ協調してくれていて、回答に絡む可能性が高いです。
「~でおこなった」(指定・限定)にマーク
わざわざ協調してくれていて、回答に絡む可能性が高いです。
例)URLフィルタリングで行った
「制約」がある箇所にマーク
わざわざ協調してくれていて、回答に絡む可能性が高いです。
例)~はファイアウォールによって禁止されている
例)~は社内からの利用に限定する
セクションごとに横線を書いて境界をわかりやすくする
私はこのように必ず線を引いてます。区切りがわかりやすくなって読みやすくなります。
マーキングすべき箇所は以上です。
なぜマーキングマーキング言っているのか・・・
情報処理安全確保支援士試験は、「本文で起きていることを把握するチカラ」がとても重要になります。 IPA(https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/sc.html)が発表している試験要項にハッキリ書いてあります。
以下、抜粋
● 情報セキュリティポリシに準拠して具体的な情報セキュリティ要件を抽出できること
● 技術的な対策について基本的な技術と複数の特定の領域における応用技術をもち、これらの技術を対象システムに適用するとともに、その効果を評価できること この内容を解釈すると、「本文で起きていることを把握できて、深く考えられないと解けない問題を出しますよ」ということです。過去問を見ると、セキュリティ知識がなくても状況を把握できただけで解ける問題があります。もっともっと回答を見つけやすくわかりやすく書いていてくれれば、それくらいの回答なら書けたのに・・・と思ったことありませんか?それをどうにかするためにも「マーキングの精度をあげて自分自身で回答を見つけやすくする」しかないのだろうと考えます。
この本はオススメです!
「合格者たちが本文を読むときどうしていたか」がたくさん書いてあります。